現在文化財と名のつくものには二種類があります。
一つは有形民俗文化財、そして、もう一つは無形民俗文化財です。
又、文化財指定は、国指定のものと、県・市・町の指定(地方)とがあります。
指定されますと、それぞれの助成金等が出て、修復される機会に恵まれます。
祭関係で見てみますと、国指定無形民俗文化財は現在(平成26年)32の祭が指定されています。
有形とは、形のあるものを指定します。神社・寺の建物とか仏像とか祭に使用される幕とかです。
無形とは、祭における行事等を指定します。祭における無形民俗文化財の第1号は、秩父祭です。
そして、国指定の無形民俗文化財の祭関係者が集結して全国山・鉾・屋台保存連合会を組織しています。
又、その連合会の下部組織として技術者会があります「祭屋台等製作修理技術者会」と呼びます。全国から集った大工職人・金具職人・染色関係職人等です。
当社も平成21年に、前田好雄が技術者会の会員となりました。
そして、平成24年には、祭禮懸装品研究所技術者会を設立しました。
綴織の職人・刺繍職人・染色職人・大工職人等にて組織しています。
これらの職人集団によって、全国の文化財の修復に貢献したいと思っています。